ブリーチ入門!
ブリーチ剤には、大きくクリームブリーチとパウダーブリーチの2種類があります。
クリームブリーチはバワーがない分、塗布むらができにくく、パウダーブリーチに比べ、ゆっくり上がっていくので、ダメージが軽減できるという特性があります。そのため ブリーチに慣れていない方や、ホイルワークで軽くブリーチする場合など用途に合わせて使用すると、 かなりの効果が期待できます。
でも僕はパウダーオンリーですけどね!笑
パウダーブリーチには、白い粉のタイプと青味の混じった粉のタイプとがあり、 比較的同じレベルの場合、青味のある粉のほうが早くリフトアップし、黄味を抑えて上がってきます。ただし、19レベル以上の髪に青味の粉末が付着すると、いとも簡単に髪がちぎれるので注意が必要です。
国内で入手できる殆どのブリーチ剤は既に使用したことがありますが、 同じパウダーブリーチでも
①塗布後すぐに上がっていくタイプと、
②塗布後しばらくはゆっくり上がるが、ある時間を経過すると加速度的に上がっていくタイプ、
③最初からゆっくりゆっくり上がっていくタイプ
の3種類があるため、現在使用している、あるいは今後使用予定のブリーチ剤の特性を十分に理解することが大切です。というのも、ブリーチ剤の中には、ダメージしやすいものや断毛しやすいものも含まれているからです。
塗布に際しては、ブリーチ剤はとくに熱に反応するということと、
酸化、つまり空気に触れさすことにより ブリーチのスピードが変わるということ、
この2点を頭に入れておいてください。
髪にも体温が届くところ(根元から2センチの範囲)と届かないところがあり、体温が届くか否かにより、上がるスピードが異なってくるため、塗布する順番をきちんと考えて塗り分けて行くことが大切です。
ダブルカラーで思い通りの色が出せないとしたら、最大の原因はブリーチ不足です。 求める色により必要とされる明度まで上げるには、ブリーチ時に十分な放置時間をとることが必要です。
ただし、ブリーチに慣れていない方が長時間放置することはリスクを高めることになります。
長時間放置するよりは、一回洗ってから塗布するほうが ダメージができにくくなりますので、 お客様への負担や安全性、ブリーチへの慣れなど総合的に考慮して、放置時間は30分を基準に考えるとよいでしょう。
ちなみに、長時間放置するよりも一回洗ってから塗布するほうがブリーチの上がりは多少早くなります。
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