カラー理論②
他方、残留ティントについては訓練で見極める力を養っていかなければならない。
例えば、顧客様であればカラー履歴をカルテで確認するのは言うまでもなく、カウンセリング時に髪の一部を持ち上げ、光に透かせてみると濁り具合は出てくるので、その濁りにカラー剤を塗ってどう仕上がるかを予想したり、想像したり、実際に塗布して確認したりを繰り返します。
新規のお客様や長期間来店されていなかったお客様の場合は、必ず問診でカラー履歴を聞き出し、光に透かせてアンダートーンを確認することをルーティン化すること。 その反復により、残留ティンとを見極める目を養うことができます!
以上、基本を見直し創意工夫していきましょう。
根元新生部2cmまでは、体温が届くため他の部分より明るくなる。
新生部分の放置時間のおおよその目安としては
塗布後、ラップによる密閉放置し
30分前後で17レベル
45分前後で18レベル
60分前後で19レベルになる。
※レベルは20段階表記で、時間はおおよその時間。
上記の法則を頭に入れて、新生部2cm以外の部分を何レベルにしたいかにより塗布手順が大きく変わってくる。
なお、熱によるタンパク変性をおこした髪、あるいは染料が内部にある場合は、 メラニン色素の分解を大きく妨げることになるため、履歴やアンダートーン、問診等で把握して塗布手順を組み立てていかなければならないですね!
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